本によって石の意味が違うのはなぜ?石は、鉱物として種類に分けられ、ダイヤとかクリスタルなどと呼ばれますが、クリスタルだからクリスタルの質を持っている、というのは当然のことですが、それぞれに個性があります。おしとやかなものやお茶目なもの、優しいクリスタルや自由で生き生きしたクリスタルというのに出会います。たとえば、同じ犬でも柴犬とヨークシャーテリアとではぜんぜん違いますよね。それに、同じ柴犬でも、ウチの柴犬とお隣の柴犬とはやっぱり違うよね、というのと同じことで、石には個性があります。また、石には経験値とでも呼べそうなものを持っています。どんな場所で生まれ、成長したのか、どんな人の手を通じて掘り出され、研磨されたのか、どんな人の手を渡ってここまで来たかなど、様々な経験をしてここまでたどり着いています。石がたどり着いた時に、ハーブや香油などで今までの経験をきれいにして、所有者を確定する儀式を行う場合があるのは、その経験値をゼロにして、石本来の力を発揮させるという意味があるようですね。つまり、儀式をしていない石には、そんな経験値も含まれているのです。 そんな訳で、石自身の個性、石の経験値の違いから、同じ種類の石でも、リーディングの内容が異なっているのです。 「では、石の所有者の儀式は行っているのですか?」 私は儀式を行いません。石自身が持っているそれまでの経験は、石が最大限の力を発揮するのにも、必要なことだと理解しているからです。石という種の性質と、その石自身が持っている個性、そして経験値のすべてが重なり合い、更に他の石と共に組まれることで、とてつもなく大きな力となるということが分かっているからです。 石の所有者となる儀式を行いたい、ということでしたら、もちろんそれでもいいかと思います。ですが、石たちの持っている経験はとてつもなく長い時間をかけて培われたものです。できましたらそれを尊重していただいて、石があなたのために生まれてきて、あなたをずっと待ち続けてきたことを感じていただけたら、石たちも喜びますし、ここぞとばかりに力を発揮すると思います。 「ほしのさんが基本としているのは人形とブレスレットの組み合わせですが、どうしてでしょうか?」 人形は通常は、あなたの本来の姿を示しています。あなたの今を写す鏡となるものが人形なのですが、今のあなたの姿というよりは、生来何のために生まれてきたかを象徴しています。ですので、今の状態とは異なっている場合が多いのです。ブレスレットは、あなたの人形とあなたを結ぶためのサポートをして、あなたが本来の姿に近づくように仕事をします。 「人形がばらばらになったり、石がはずれたりするのはどうしてですか?」 人形はあなたの本来の姿の象徴ですが、強いエネルギー調整が必要な場合には、ブレスレットだけでは不十分で、人形自身が仕事を担うことになります。ですので、その場合には、人形の石がはずれたり、石が割れたり、ばらばらになっていきます。人形自身が、新しい姿を求めていくのです。 また、強い調整が必要でない場合であっても、あなたの現実での姿と呼応していますので、あなたを守り導くために、石が必要に応じて仕事をすることになります。そんな時には、石を交換するといい場合もありますし、補強をするといい場合も出てきます。 「ブレスレットをひとつ作って欲しいと頼んだのに、家族のものが出来たり、人形やネックレスになることがあるのはどうしてですか?」 私は石に呼ばれて組みます。ですので、石に組む順番を指示されます。そのときに、先にご家族の石を組む必要がある場合があります。あなたのエネルギーの調整のために、先に他の方の石を組む必要があるからです。理由は、あなたとその方との関わりが深い場合が多いのですが、とにかくそうしなければ、あなたの石が組めないからなのです。ですので、ご家族のものを先に組んでから、あなたの石を組むことになります。ご家族の石が私の手元に残った場合は、必要な期間中は特殊な部屋に掛けておき、時期が終わったときに石をはずしたり、土に還したりしています。 ご希望がブレスレットだったのに、人形になってしまう時は、かなり強いエネルギー調整が必要なときです。ブレスレットでは不十分で、人形という自由な形を与えられたものでこそ調整できるときです。または、ある形を表現するのに意味があるときには、人形やオブジェになります。 ネックレスができる場合はあまりありませんが、腕に触れて調整するよりは、首もとや胸元に触れて調整するほうがいい場合です。何かを語り掛けたいのかもしれませんし、心をやさしく包みたいのかもしれませんね。 ジャンル別一覧
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